2022年10月上旬 パラスとシリウスが大接近
10月上旬から中旬ごろ、未明から明け方に、小惑星パラスとおおいぬ座の1等星シリウスが大接近して見える。
最接近は10月10日ごろで、約0.1度まで近づく超大接近となる。マイナス1.5等級のシリウスに対してパラスは約9等級で1万倍以上もの光度差があるため、パラスはやや見づらい。中倍率の天体望遠鏡で観察しよう。前後数日間はシリウスから離れるので、空が暗ければ双眼鏡でも見えるだろう。パラスの移動を見たり撮ったりしてみよう。
パラスは今後、おおいぬ座の領域内を南下しながら明るくなっていき、来年1月3日に犬の後ろ足のあたりで衝を迎える。
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