2018年の暦要項発表、1月31日深夜に全国で皆既月食

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国立天文台から、来年2018年の「平成30(2018)年暦要項」が発表された。1月31日から2月1日にかけて全国で皆既月食が見られる。伝統的七夕は8月17日、中秋の名月は9月24日。

【2017年2月3日 国立天文台

国立天文台では、国際的に採用されている基準暦に基づいて、太陽・月・惑星の視位置など諸暦象事項を推算し、「暦書」として「暦象年表」を発行している。ここから主要な項目を抜粋したものが暦要項で、国立天文台で推算した翌年の暦 (国民の祝日、日曜表、二十四節気および雑節、朔弦望、東京の日出入、日食・月食など) が掲載される。

暦要項は毎年2月の最初の官報で翌年分が発表されることになっており、今年も2月1日に「平成30(2018)年暦要項」が発表された。主な内容は以下のとおり。

平成30(2018)年の国民の祝日

祝日 日付 祝日 日付
元日 1月 1日 海の日 7月16日
成人の日 1月 8日 山の日 8月11日
建国記念の日 2月11日 敬老の日 9月17日
春分の日 3月21日 秋分の日 9月23日
昭和の日 4月29日 体育の日 10月 8日
憲法記念日 5月 3日 文化の日 11月 3日
みどりの日 5月 4日 勤労感謝の日 11月23日
こどもの日 5月 5日 天皇誕生日 12月23日

(2月12日、4月30日、9月24日、12月24日は振替休日となる。)

2018年の日食・月食

2018年には、世界全体で日食が3回、月食が2回起こる。

日食

  • 2月16日:部分日食(南極、南アメリカ)
  • 7月13日:部分日食(南オーストラリア)
  • 8月11日:部分日食(グリーンランド、北ヨーロッパ、ロシア、モンゴル等)

(日付は日本時)いずれも日本からは見られない。

月食

  • 1月31日~2月1日:皆既月食
    日本全国で全過程を見ることができる。
    部分食開始:20時48分/皆既食開始:21時52分/食の最大:22時30分/皆既食終了:23時9分/部分食終了:24時12分(時刻はステラナビゲータによる、以下同)。
  • 7月28日:皆既月食
    日本では月没帯食(月食中に月没)となり、とくに北日本の一部では皆既食になる前に月没を迎える。
    部分食開始:3時25分/皆既食開始:4時30分/食の最大:5時22分/皆既食終了:6時14分/部分食終了:7時20分

2018年1月31日の皆既月食
2018年1月31日の皆既月食は、かに座のプレセペ星団の近くで起こる(「ステラナビゲータ」で星図作成)


伝統的七夕は8月17日、中秋の名月は9月24日

(アストロアーツ追記)

伝統的七夕は8月17日

二十四節気の1つ「処暑」(2018年は8月23日)の直前の新月の日(旧暦の七月一日。2018年は8月11日)を1日目として、7日目(旧暦七月七日)が伝統的七夕の日となる。

中秋の名月は9月24日

「秋分」(2018年は9月23日)の直前の新月の日(旧暦の八月一日。2018年は9月10日)を1日目として、15日目(旧暦八月十五日)が中秋の名月の日となる。満月は翌日の9月25日。

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