1999年

冬の大三角形が夕方の東空高く昇ってくる頃、夜空は冴えわたり、星々がきらびやかに輝く冬が訪れます。7つの1等星が夜空に競演しています。今月のおすすめ天文現象は、何といっても14日のふたご座流星群でしょう、月のぐあいも良く、まずまずの好条件です。

←前の月へ 次の月へ→

1999年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
今月の星空 バックナンバー

   

南東の空に昇ったオリオン座の足下から南の地平線にかけては、エリダヌス座が大きく蛇行しながら伸びているが、暗い星が多いので、実際の空で星座の形をたどるのは容易ではない。全天一の明るさを持つ、おおいぬ座のシリウスが東の低空でひときわ明るく輝いているのが目立つ。

夕方の北西の空には夏の星座、南西の空には秋の星座たちが残っていて、夏の大三角、秋の四辺形、冬の大三角を一度に見ることができる。

 

14日、ふたご座α流星群が極大。 3大流星群の一つに数えられる「ふたご座α流星群」が極大となり、1時間あたり50個から90個くらいの流星の出現が期待できます。


日付月齢天文現象
12/3(金) 水星が西方最大離角
12/4(土) 明け方、南東の空で月と金星が接近
12/6(月) 小惑星ベスタの食


明け方、東南東の空で月と水星が接近
12/8(水) 新月
12/12(日) 夕方、南西の空で月と火星が接近
12/14(火) ふたご座α流星群が極大
12/16(木) 上弦
12/23(木) 満月


はくちょう座χが極大


こぐま座β流星群が極大
12/29(水) 下弦

   

水星…△明け方の東空 3日に西方最大離角→×見えない
金星…◎明け方の東空 
火星…×夕方の西空低空
木星…◎夕方に南中
土星…◎夕方に東空 
天王星…×夕方の西空低い 
海王星…×夕方の西空低い 
冥王星…×見えない 4日に合


Copyright(C) AstroArts Inc.  AstroArts All rights reserved.