星ナビしし座流星群 2002

■ギャラリー

しし座流星群ギャラリー2002では、皆様からアストロアーツ ニュースなどにお寄せいただいた2002年のしし座流星群の写真や動画を掲載。随時更新中。

最終更新日:2003/02/21



■今年も注目


しし座流星群というと、
33年周期の当たり年であった1999年に日本で大出現が期待されましたが、実際にはヨーロッパで大出現し、そして2000年にも海外で比較的大きな活動ピークが観測されました。そして、2001年11月19日未明、待ちに待った大出現が日本で起こり、多くの人が流星の乱舞に遭遇しました。

しし座流星群ギャラリー2001
 昨年の「しし座流星雨」の投稿写真集(天体ギャラリー)

記録ビデオ『大出現!しし座流星群2001
 高感度ビデオカメラが捉えた「しし座流星群」(販売は終了しました)

昨年見逃した人は「今年こそ!」と思っているでしょうし、昨年見た人は「今年も!」と期待していることでしょう。では、2002年もしし座流星群は大出現するのでしょうか?

最新の予想によると、
2002年のしし座流星群は、北アメリカと、西アフリカ・ヨーロッパで大きな出現が予想されていて、残念ながら日本では、昨年見られたような大流星雨にはなりそうにありません。

日本での今年の出現予報は、
11月18日の夜11時ぐらいからゆるやかに流星の数が増えていき、19日の未明5時ごろには1時間に50個ほどの流星を見ることができると予想されています。さらに19日の夜23ごろからも要注意です。昇ったばかりのしし座方向から、長い経路の流星が飛び出してくるかもしれません。

注意しなければならないのは、19日は満月直前で、西の空に明るい月があって、暗い流星をかき消してしまうことです。車や建物を背に、月明かりを直接目に入れないという工夫も必要になってきます。

このように、日本での観測条件は、けして最高とは言えませんが、1998年から続いた「しし座流星群フィーバー」も、今年が最後で、次の大出現は30年後になりますから、けして見逃すわけにはいきません。




■Contents

しし座流星群の基礎知識

11月18日に「しし座流星群」が出現するのはなぜ?

流星群の素となるのは、彗星から放出されたチリ

しし座流星群観測ガイド
 ・いつ・どこに流星が流れるの?
 ・どこに行けば見えるの?
 ・どうやって流星を見るの?
 ・流星をカメラで撮影しよう
 ・流星をビデオで撮影しよう

星ナビ しし座流星群関連記事

「月刊 星ナビ」に掲載されたしし座流星群に関する特集記事から

流星群関連イベント情報(公開終了)

全国各地で開催される流星群関連のイベント一覧(パオナビ内

ステラプレイヤーでシミュレーション

しし座流星群の出現のようすをシミュレーション(Windows専用)

「リンク集」

ライブ中継サイトなど関連の情報源へのリンク集

「i-modeで流星観測」

i-mode を活用して流星の数を数えてみよう




■安全に楽しく流星を見るために

流星観測は、深夜、暗いところで、長時間かかり、しかも眠気を伴うので、安全性などに充分注意し、また、他人に迷惑をかけないように気を配りましょう。

●絶対に車道で観測しないこと

深夜、車は昼間よりもスピードを出して走っているものです。
実際に事故も起こっています。絶対に車道へ出ないでください。

●海岸・河原では満潮に気を付けること

水没や取り残されの危険があります。高波にも注意しましょう。
河原も、山間部で雨がふると、急に増水することがあります。
水辺や崖のそばでは、天候が不安定なときは、早急に退避してください。

●危険な場所は避けること

足下の確かなところを選び、単独行動は避けましょう。
屋根の上や高所に昇ることも止めましょう。

●たき火はしないこと

この季節はかなり乾燥しており、火事の危険があります。
また、たき火の明るさは、流星観測に逆効果です。

●防寒に気を配ること

長時間の観測で、しかも明け方は相当冷え込むので、周到な準備が必要です。

●マナーを守ること

大騒ぎしないことや帰りの後始末など、ルールを守りましょう。

●不測の事態に備えておくこと

天候の急変や、万一の際の連絡方法など、対処を事前に検討しておきましょう。





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