SKYWATCHAR連動企画 リニア彗星

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リニア彗星(C/1999 S4)情報

2000年夏に話題となったリニア彗星(C/1999 S4)は7月22日から23日にかけて地球に接近し、6等〜7等ほどの明るさで見ることができました。
地球接近直後の観測から、彗星核が崩壊した可能性が指摘され、7月31日には8等級と急速に減光していきました。

ここでは、このリニア彗星(C/1999 S4)の情報や皆さまから送って頂いた彗星の画像集などをお送りします。

最終情報

(2000年7月29日の画像)
C/1996 Q1
2000年7月29日 20時43分(I-Band 30秒露光6枚)
撮影者/門田健一
撮影地/埼玉県上尾市



1996年に発見されたタイバー彗星の画像
C/1999 S4
1996年11月3日
画像提供/遊佐 徹
彗星核が崩壊したときのタイバー彗星のようすです。リニア彗星も今後このような姿になるのでしょうか??
その他/遊佐氏のホームページ:http://www.bekkoame.ne.jp/~tyusa/

2000年7月22日から23日にかけて地球に最接近したリニア彗星は、最接近直後に劇的な変化を起こしました。
IAUCによると27日の画像から彗星核が引き伸ばされたようなようすが観測されるなど、彗星核が崩壊してしまった可能性が指摘されました。

画像ギャラリーには皆さまから送って頂いたリニア彗星の画像から、この核崩壊によって消滅していく彗星の姿を見ることができます。

地球最接近時前後に担当者も望遠鏡と双眼鏡で見ましたが「彗星らしい」姿にけっこう感動しました。
当初期待されたほど明るくはなりませんでしたが、ほんとうにカワイラシイ彗星でしたネ。
核が崩壊してしまったとのこと、ちょっとかわいそう(?)な気もしますが、これもまた彗星の姿。つぎはどんな彗星が来てくれるのでしょうか?
期待しましょう!

多くの皆さまに画像、ムービー、観望記と送って頂きました。誠にありがとうございました。次の“話題”の彗星が訪れるときに、またお会いしましょう!

ギャラリー・観望記

画像ギャラリー
彗星画像集。撮影日付順にページが別れています。
ムービーギャラリー
彗星のムービー。彗星の移動がわかります。
彗星観望記
皆さんから送って頂いた彗星観測、観望記です。

解説

リニア彗星とは?

1999年9月27日にリンカーン研究所チームが捉えた小惑星状天体が彗星であることが判明して、認識符号 C/1999 S4、通称「リニア彗星」が発見されました。
1999年10月下旬には太陽から約4天文単位の位置にあり、地球からは15等級の明るさで観測されました。
2000年5月から明け方の空で次第に見やすくなり、2000年7月下旬に地球から0.37天文単位まで接近し、双眼鏡でもその姿を見ることができました。

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天文シミュレーションソフト『ステラナビゲータ』を使えばリニア彗星の移動や姿をシミュレートすることができます。ここではステラナビゲータで彗星を表示させるための方法などを解説します。

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