2004年11月5日 金星と木星が接近

(説明図)

「明けの明星」金星が、夜明け前の東天でひときわ明るく輝いている。その金星が、5日の夜明け前の空で、木星と約0.6度間隔に大接近する。この時の金星の明るさは-4.0等級で、木星が-1.7等級なので、2つの惑星が寄り添うように並ぶ、すばらしい光景となって見えるだろう。このようすは、ぜひ写真で狙ってみてほしい。

なお、両者が最接近するのは10時57分で、約0.55度の間隔まで近づく。青空の中だが、金星は太陽の西側へおよそ35度離れたところにいるので、自動導入の望遠鏡でなくともすぐに見つけられるだろう。