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 11月1日 11月は、明けの明星が見ごろ

 10月30日に太陽と地球の間に入りこんで内合となった金星は、夜明け前の東天に移り、明けの明星として姿を見せている。といっても11月初旬はまだ太陽に近くその輝きを目にすることはできないが、急速に高度を上げてくるので11月中旬になると人目につくようになってくる。最大光度になるのは12月7日だが、そのころまでの金星は細く欠けており、しかも見かけの大きさがびっくりするほど大きいので双眼鏡でさえその形がわかることがある。ただし、このころは太陽のすぐ近くにいるのでうっかり太陽を双眼鏡や望遠鏡の視野内に入れたりしないよう細心の注意をしたい。小口径でも形が写しやすいのでカメラでも細く欠けた金星の姿をねらってみたいところだ。
(図の金星は実際より大きく描いています)



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