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青木昌勝氏が16.4等の超新星1997ddを発見


【1997年8月26日 IAUC 6724, 8月28日 IAUC 6725】

富山県の青木昌勝氏は、8月20日に43cmF6反射望遠鏡で撮影したCCD画像から、 16.4等の超新星1997ddを発見した。 この超新星の位置は、赤経16h05m46s.32、赤緯+21o29'14".3 (2000.0年分点)で、 ヘルクレス座の銀河NGC 6060 (14.0等、2.2') の中心から西に79"、北に9"の ところにある。 青木氏が5月26日から8月10日にかけて撮影した画像には写っていない。

その後のスペクトル観測によると、この超新星はII型の特殊なものであるようだ。 1987年に出現した超新星1987K の極大の7〜9日後の状態と良く似ており、II-P型と Ib型のちょうど中間的な様相を示している。 今後、この超新星は急激にIb/c型に変化していくと予想されている。


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