10/21 オリオン座流星群が極大.

 オリオン座とふたご座の境界あたりに放射点を持つ「オリオン座ν流星群」が極大をむかえます。この群の母彗星は5月の「みずがめ座η流星群」と同じハレー彗星といわれています。「みずがめ座η流星群」はハレー彗星の昇交点付近、この群は降交点付近に撒き散らされた流星体によるものと考えられているのです。
 活動の始まりは10月10日ころからですが、17日ころから目立つようになり、21日に極大となります。極大時でも1時間当り10個程度の出現しかない寂しい流星群ですが、平均光度が2等級と比較的明るく、しかも痕を残すものが多いのが特徴ですから、流星痕の撮影にはもってこいの流星群といえるでしょう。
 今年は20日が下弦なので、夜半過ぎから月明かりの邪魔が入りますが、秋空に舞うハレー彗星のかけらに思いを馳せてみるのも一興でしょう。.


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