05/05 みずがめ座η流星群が極大.

 ハレー彗星を母彗星とする「みずがめ座η流星群」が極大をむかえます。観測条件の良い南半球では、1時間あたりの出現数が100個を超えることもあるほど活発な流星群ですが、日本国内からは輻射点が南東の空低く、しかも観測できるのは夜明け前のほんの1〜2時間程度でしかないため、多くの出現は期待できません。
 この群の流星は、速度が速く、青白く、痕を残すものが多いのが特徴です。写真には写りにくいですが、大きな流星が飛んだ後に見られる流星痕の撮影には適した流星群といえるでしょう。
 出現期間は4月末から5月18日ころまでですが、今年は4日が新月で、条件は最高です。ちょうどゴールデンウィーク中の現象ですから、空のきれいなところへ出かけたら、ちょっぴり早起きして観測してみましょう。また、南半球へお出かけの方は南天を飛び交う流星花火を堪能してください。
 なお、10月の「オリオン座ν流星群」もハレー彗星を母彗星とする流星群です。.


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