GearBox Wi-Fi 設定ツール

はじめに

GearBoxのWi-Fiを初期設定の2.4GHz周波数帯から、5GHz周波数帯に変更するツールです。

このツールを使用することで以下の設定が可能です:

  • Wi-Fi周波数帯を5GHzに切り替え
    • 屋外用5GHz帯
    • 室内用5GHz帯(※注意事項参照)
  • 2.4GHz帯のチャンネル指定
  • Wi-Fi設定を出荷状態へ初期化

画像の転送に時間がかかる場合は5GHz帯に変更することで、従来よりも高速にデータを取得することが出来ます。

注意事項

  • 室内用の5GHz帯を屋外で使用すると電波法に抵触し、処罰の対象となる恐れがあります。
  • 5GHz帯を使用する場合(室内用36~48chを除く)、法令に基づき1分間の周波数帯スキャンを行います。その間GearBoxにWi-Fi接続することはできません。
  • 5GHz帯(室内用36~48chを除く)使用中に同一周波数帯の気象レーダー等を検知した場合にWi-Fiが停止する場合があります。
  • 屋外用の5GHz帯を使用する場合、その周波数帯に対応した機器が必要になります。
  • 5GHz帯に切り替えることで、壁などの遮蔽物の影響を強く受け、2.4GHz帯に比べて電波強度が低下する事があります。

動作環境

  • Windows 10 バージョン1703以降(古いOS・バージョンではSDカードを正しく読めません)
  • SD(または microSD)リーダー

使い方

Wi-Fi周波数帯の変更

  1. 以下のファイルをダウンロードしてデスクトップなどに保管します。

    GearBox Wi-Fi設定ツールをダウンロード

    (ファイル名: gearbox_wifi_setup.exe / サイズ: 33MB)

  2. GearBoxの電源ケーブルが抜かれていることを確認し、microSDカードを抜き取ります。

    microSDカード
  3. microSDカードをPCに読み込ませます。

    SDカードリーダー
  4. 最初にダウンロードしたgearbox_wifi_setup.exeを実行します。

    gearbox_wifi_setupが起動したところ
  5. 「1.SDカード選択」フォームの右端の「…」ボタンをクリックし、ファイルダイアログを起動します。

    ステップ1.SDカード選択
  6. ファイルダイアログで「boot」と名のついたドライブ内にある「gearbox_serial」ファイルを選択します。

    gearbox_serialを選択
  7. 「2.Wi-Fi周波数帯選択」フォームに現在の設定が読み込まれるので、設定したい周波数帯・チャンネルを選びます。

    屋外用5GHz設定を選んだところ
  8. 「適用」ボタンをクリックして設定を行います。

    適用ボタン
  9. Windowsのタスクバーの「ハードウェアの安全な取り外し」を使用して「boot」ドライブを取り外します。

    ハードウェアの安全な取り外し
  10. microSDをSDカードリーダーから取り外し、GearBoxのスロットに戻します。
  11. GearBoxの電源を投入し、設定した周波数帯で起動することを確認します。

    • ※屋外用の5GHz帯を設定した場合、周波数帯スキャン処理が行われるため、起動後1分間Wi-Fiが立ち上がらないことにご注意下さい。
    • ※起動しない場合等はFAQの「GearBoxの起動」の項目を確認してください。
    起動周波数帯の確認
  12. GearBoxにWi-Fi接続後、Webブラウザで http://192.168.235.1/ にアクセスし、「シャットダウン」ボタンを押してGearBoxをシャットダウンします。

    シャットダウンボタン
  13. GearBoxのインジケーターの緑色のランプが明滅せず、完全に消灯していることを確認し、電源を取り外します。

    GearBoxインジケーターランプ

更新履歴

1.1.0 (2021年11月18日公開)

初版公開