2006年5月12日
73P/シュワスマン・ワハマン彗星は、約5.4年で太陽系を巡る短周期彗星だが、このところ突然増光したり核が分裂したりと話題の多い注目の彗星となっている。そのシュワスマン・ワハマン彗星の分裂した核のうちのC核が、5月12日に地球に大接近し、肉眼彗星となって見えるのではないかとの期待が高まっている。この彗星は1995年に戻ってきた時にAからEの5個の核に分裂し、予想光度12等のところが5等になって見え、彗星ファンを驚かせたという経緯がある。今回、他の核が見えるかどうかは分からないが、C核が3等台になることは確実そうなので、2004年から2005年に見られたマックホルツ彗星以来の明るい彗星の登場として楽しめそうだ。また、23日にはこの彗星に関連するうしかい座α流星群の活発な出現が期待される。彗星は高速で星座の間を移動していくので、そのようすや星雲星団とのランデブーにも注目したい。