観測報告について

観測に成功されましたら、是非、国立天文台相馬充氏 または、せんだい宇宙館 早水勉(uchukan@bronze.ocn.ne.jp)までご報告をお願いいたします。観測されましたデータは、IOTA,国立天文台,海上保安庁,東亜天文学会 他、広く公開され星食の研究に役立てられます。

必要なデータは、

1.観測者氏名
2.観測地および観測地の経緯度と標高,測地系
3.観測開始と観測終了の時刻
4.減光が観測されたか? 減光が観測されなくとも重要なデータです。
5.減光がおきた場合の時刻:減光開始の時刻および減光終了の時刻
6.観測機材
7.時刻保持の方法

です。観測は眼視によるものでも重要なデータとなりますが、可能な方は、ビデオによる観測を推奨いたします。時刻保持のためには、なるべく、GPS時計、短波時報(外国)などの正確な時報を用いてください。固定電話による117時報も0.03秒程度の信頼性があります。携帯電話の時報、電波時計、は1秒以下の遅れがありえますので、前述の時報が得られない場合に使用してください。

星食観測は多くの観測者により成立するものですので、この種の現象を通じて、天文仲間のフレンドシップの広がることを期待しております。

早水 勉(せんだい宇宙館)


補足

改正された測量法が、2002年4月より施行されました。この改正により、経緯度の測定は、これまでの日本測地系に代えて世界測地系に従って行われます。しかしながら、しばらくの期間は両方の測地系が混在して使用されるでしょうから、混乱を避けるため、経緯度の報告の際には基準の測地系も併記いただきますようお願い申し上げます。

○ 参照:国土地理院 http://www.gsi.go.jp/LAW/kaiseijoho.html

○ 最新の予報は、せんだい宇宙館のホームページもご覧ください。