| コンタクト(1997)
 監督 ロバート・ゼメキス
 原作 カール・セイガン
 出演 ジョディ・フォスター
 ストーリー大好きだった父の影響で、幼い頃から天文と無線に親しみ、それが長じてSETI(地球外文明探査)計画に自らの人生を託した女性科学者エリーは、資金難を初めとする様々な問題や障害を乗り越え、数十億の恒星から届く電波の観測を忍耐強く続けていた。
 そんなある日、こと座のベガから異星人文明のものと思われる電波をキャッチする。
 果たしてこの電波の正体は・・・?
 てつべぇコメントオープニングが素晴らしいです!夜の地球から、外惑星をかすめながらカメラが遠ざかり、やがてオールトの雲に包まれた太陽系が全貌を現し、さらにそれは銀河系の腕の一部となり、銀河系も無数に存在する銀河の一つとなり、他の銀河達と銀河団を形成し、さらに遠ざかると宇宙は闇に包まれる。その闇は少女の瞳となり、人間は宇宙を内包している事を暗示させる・・・カール・セイガンが科学考証しているだけあって、当時の資料をもとに非常に正しく美しい仕上がりです。また、劇中にプエルトリコのアレシボ電波望遠鏡とニューメキシコ州のVLAが登場します。VLAで、エリーが地球外からの電波を受信した時の、臨場感と緊張感あふれるシーンは、SETI計画に携わる人達が実際に電波を受信したら、まさにこんな感じなんだろうと胸ときめいてしまいます。これだけでも、必見の一本です。
 
    
      | 企画構成 | ☆☆☆★ |  
      | ストーリー | ☆☆☆★ |  
      | SFX | ☆☆☆☆ |  
      | 総合評価 | ☆☆☆★ |  
 
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