AstroArts Topics

系外惑星

系外惑星が地球のような月を持てる条件

2022/03/29
地球には月という大きな衛星があり、生命にとって重要な役割を担っている。系外惑星の場合、惑星の質量が大きいとそのような衛星を持つことは難しくなるようだ。

星のゆりかごを撮影した画像から多数の浮遊惑星を発見

2022/01/06
星形成領域をとらえたすばる望遠鏡の画像から、およそ100個もの浮遊惑星が発見された。そのほとんどが、通常どおり恒星の周りで生まれたのちに弾き出されたようだ。

液体の水が見つかる可能性のある系外惑星、太陽系の近くに発見

2021/12/10
138光年先という比較的近い距離に系外惑星「TOI-2285 b」が見つかった。大きさと恒星からの日射量は地球よりわずかに大きく、液体の水が存在する可能性がある。

塵粒から巨大ガス惑星まで、成長の道筋を解明

2021/11/25
誕生直後の太陽系で、0.1μmサイズの微粒子が集まって直径数万kmの巨大ガス惑星になるまでの過程を統一的に説明できるシミュレーションモデルが初めて開発された。

移動する惑星が原始惑星系円盤にリングを作る可能性

2021/11/18
多くの原始惑星系円盤に見られるリング状構造は、円盤内で生まれた惑星によって作られると考えられてきたが、さらにその惑星の軌道が内側へと移動することで円盤を刻んでいる可能性が示された。

「銀河系外惑星」候補を初めて発見

2021/11/01
子持ち銀河M51の中にあるX線連星で、土星サイズの惑星が引き起こした可能性のある減光が検出された。天の川銀河の外で惑星候補が見つかるのは初めてだ。

すばる望遠鏡、生まれたての系外惑星の姿をとらえる

2021/10/28
すばる望遠鏡が、生まれたての恒星の周りを回る系外惑星の姿を直接撮像した。惑星の質量と位置は従来の惑星形成理論では説明できず、研究に一石を投じそうだ。

地球型惑星や水星型惑星の形成につながる中心星の組成

2021/10/25
岩石型系外惑星と中心星の組成の間につながりがあることが、観測で初めて確かめられた。惑星の形成過程を理解する上で重要な情報となりそうだ。

小さな恒星の周りを1日未満で公転する地球型惑星

2021/09/30
すばる望遠鏡などによる観測で、質量が太陽の半分しかない恒星の周りを1日未満の超短周期で公転する惑星が2つ見つかった。どちらも地球より一回り大きいが、内部組成は地球に似ていると考えられる。

遠い軌道を回る冷たい系外惑星は広範囲に存在

2021/09/03
重力マイクロレンズ法による系外惑星の観測結果を利用した研究で、恒星から遠い軌道を回る木星のような冷たい惑星は天の川銀河内に普遍的に存在しうることが示された。

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アルマ望遠鏡が観測した、混沌とした惑星誕生現場の姿

2021/07/08
若い恒星「Elias 2-27」を取り巻く原始惑星系円盤の塵とガスの分布をアルマ望遠鏡で観測した結果、円盤自身の重力から生じる不安定性によって円盤の物質が大きくかき乱されている様子が明らかになった。

「ウルトラホットジュピター」でOH分子を発見

2021/05/06
恒星のすぐ近くを回る木星型惑星の中でも特に高温の「ウルトラホットジュピター」と呼ばれる系外惑星の大気から、初めてヒドロキシルラジカル分子が検出された。

26光年の近距離に2つの手法で検出された地球型惑星

2021/03/12
地球から約26光年離れた赤色矮星グリーゼ486の周りに地球に近いサイズの惑星が見つかった。生命に適した環境ではないが、大気の研究に向いた惑星だと期待される。

3連星の中で逆回転する惑星たち

2021/02/24
3つの恒星からなる連星K2-290の主星に、恒星の自転とは逆方向に公転する惑星が2つ見つかった。伴星の影響で原始惑星系円盤がひっくり返ったらしい。

TRAPPIST-1の7惑星の密度は似ている

2021/01/29
赤色矮星「TRAPPIST-1」を巡る7個の惑星の密度はどれも同じくらいで、地球よりはやや小さいことが観測データの再分析から示された。

天の川銀河を違った視点から見ていた岩石惑星

2021/01/14
天の川銀河の「厚い円盤」と呼ばれる領域に属する100億歳ほどの恒星の周囲に、岩石質である可能性の高い惑星が初めて発見された。

太陽系「第9惑星」と類似?中心から遠く弾かれた系外惑星

2020/12/16
一周に1万5000年もかかる軌道を巡る系外惑星がある。この惑星が奇妙な軌道に至った経緯を調べれば、太陽系の果てにあるとされる仮想の「第9惑星」に関する手がかりが得られるかもしれない。

電波で初めて見つかった褐色矮星

2020/11/16
高感度の電波望遠鏡による観測で、温度の低い褐色矮星が発見された。電波観測で褐色矮星が直接見つかったのは初めてだ。

超高温・超短周期の海王星型惑星を発見

2020/09/30
公転周期わずか19時間で表面温度が1700度もある、海王星よりやや大きな系外惑星が見つかった。これだけ超短周期の海王星型惑星が見つかるのは初めてだ。

恒星が死んでも生き残る惑星

2020/09/24
寿命を迎えた恒星の成れの果てである白色矮星の周りに初めて、木星の14倍以下の質量を持つ惑星と思われる天体が見つかった。