AstroArts Topics

星形成領域

フィラメント分裂による星誕生の証拠

2023/09/22
星が生まれる高密度のガスの塊のほとんどは、細長い円柱状構造のフィラメントに埋もれている。野辺山45m電波望遠鏡などによる星形成領域の観測から、そのフィラメントが分裂してガスの塊ができる証拠が得られた。

昔ながらの環境が残る星団の「人口調査」

2023/07/12
天の川銀河の外縁部にあり、元素の組成が100億年前の宇宙に近い大星団で「星の人口調査」が行われた。太陽系近傍の星形成領域と比べると重い星の割合がやや高い一方、太陽より軽い星も多かった。

星のゆりかごを揺さぶる赤ちゃん星の産声

2023/02/10
恒星が集団で生まれている現場で、先に誕生した星からの分子流が周囲の物質にぶつかる様子がとらえられた。衝突は新たな星形成を促進するかもしれないし、ゆりかごをかき乱してしまうかもしれない。

磁場が支えていた大質量星への物質供給

2023/01/30
アルマ望遠鏡で大質量星の誕生現場を観測したところ、成長中の星にガスを供給するうえで磁場が重要な役割を果たしていることが示唆された。

天の川銀河の最果てに、有機物とともに生まれた星を発見

2021/12/03
天の川銀河が作られ始めたときの環境を残していると考えられる最外縁部で、生まれたばかりの星とそれを包む有機分子の雲が、アルマ望遠鏡の観測によって発見された。

星形成領域は大型有機分子の宝庫

2021/10/21
天の川銀河の中心方向に位置する巨大な星形成領域「いて座B2」の観測データから、宇宙で検出されたペプチドに似た分子としては最大となる「プロピオン酸アミド」が放つ電波が検出された。

連星の誕生、星の種が分裂している場面を初めて観測

2021/03/03
アルマ望遠鏡が、赤ちゃん星が誕生する直前の分子雲コアの内部構造をとらえた。そのうちの一つではガスと塵が複数の塊に分裂していて、連星系に発達するとみられる。

卵からかえったばかりの「星のヒナ」を発見

2020/08/13
おうし座分子雲の中にある「星の卵」をアルマ望遠鏡で観測した結果、誕生して数千年しか経ってないと思われる原始星、いわば「星のヒナ」が見つかった。

打ち上げから30周年を迎えたハッブル宇宙望遠鏡

2020/04/27
1990年4月24日のハッブル宇宙望遠鏡の打ち上げから30周年を祝した画像が公開された。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説