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佐々木俊司氏がうしかい座に14等の超新星を発見


【1996年12月21日 IAUC 6525】
茨城県波崎町の佐々木俊司氏は、日本時間で20日明け方に撮影したフィルムから、 うしかい座の銀河 NGC 5673 (14.0等、2.5′) に14等の超新星を発見した。 写真は 19.769日(UT) と 19.773日(UT) に、20cm F4.8 反射望遠鏡と T-Max 400 フィルムを使って、4分間の露出で撮影されたものである。 佐々木氏の以前のパトロール写真には何も写っていない。 CCDによる超新星の正確な位置は赤経14h31m28s.45、赤緯+49o57'43".8 (2000.0) で、 銀河中心から西に25"、北に14"の所にある。

佐々木氏は1992年にこじし座の銀河 NGC 3294 に超新星1992G (14等) を発見した ことがあり、今回が2個目の発見となる。

今年は日本人による超新星の発見が相次いでおり、1996X (高見沢氏)、1996an (青木氏)、1996aq (青木氏)、1996bo (岡崎氏)、1996bu (串田氏)、1996ca (青木氏)、 1996cb (青木氏) についで、日本人として今年4人目による8個目の発見となる。


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