ケフェウス座の銀河に13等の明るい超新星が出現

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5月14日、ケフェウス座の渦巻銀河NGC 6946に12.8等の明るい超新星が発見された。

【2017年5月16日 Transient Name ServerATel

米・ユタ州のPatrick Wigginsさんが5月14日5時40分ごろ(世界時。日本時では同日14時40分ごろ)、ケフェウス座の銀河NGC 6946に超新星候補天体を12.8等で発見した。

赤経  20h34m44.24s
赤緯 +60°11′35.90″ (2000年分点)

ケフェウス座の超新星
ケフェウス座の超新星(撮影:モンドシャルナさん。画像クリックで投稿画像ギャラリーのページへ)

2017eawの符号が付けられた後、中国などで行われた分光観測により爆発後間もないIIP型超新星らしいことが確認された。

NGC 6946周辺の星図と、DSS画像に表示した超新星
NGC 6946周辺の星図と、DSS画像に表示した超新星。クリックで拡大(「ステラナビゲータ」で星図作成。DSS画像の版権について

今年に入ってからすでに240個以上の超新星が発見されているが、14等より明るいものは今回のSN 2017eawだけであり、13等より明るいものとなると2014年1月におおぐま座のM82に出現したSN 2014J以来となる。SN 2017eawの明るさが極大となるのは約1週間後とみられており、今後の光度変化が非常に楽しみだ。赤緯が高く見やすいので、ぜひ観測や撮影に挑戦してみよう。

母銀河となったNGC 6946は約1800万光年と近いところにある大きく美しい渦巻銀河だ。これまでに多くの超新星出現が記録されており、SN 2017eawが過去100年で10個目となる。近距離であることからSN 2017eawは研究対象としても大いに注目されており、過去画像から爆発前の恒星とみられる候補天体の同定なども行われている。