パンスターズ彗星(C/2012 K1)が明け方の空に出現

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【2014年9月9日 アストロアーツ】

8月末に太陽最接近したパンスターズ彗星(C/2012 K1)が、明け方の空に現われた。眼視で7等台後半で観測されている。


9月8日のパンスターズ彗星

9月8日のパンスターズ彗星。クリックで投稿ギャラリーページへ(撮影:門田健一)

9月中のパンスターズ彗星の動き

9月中のパンスターズ彗星の動き。クリックで拡大(月刊「星ナビ」より)

8月27日に近日点を通過したパンスターズ彗星(C/2012 K1)が、明け方の空に現われた。9月8日の明け方には、眼視で7等台後半で観測されている。

9月8日から10日ごろにかけてちょうどうみへび座頭部を通過しているところで、それ以降は少しずつ高度を上げながら南へと移動する。散開星団M48の南を通過する9月下旬は、月明かりもなく好条件で観望することができる。

彗星は太陽からは遠ざかるが地球に接近中で、増光して最も明るくなる10月には、7等になると予想されている。10月末には南の空へ移動して日本から見られなくなるので、チャンスを逃さずに観望・撮影したい。

本記事は、「星ナビ」8月号付録「夏の天文現象ハンドブック」および9月号「9月の注目」より抜粋・再構成。

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