ステラナビゲータ Ver.9のVer.9.0eへのアップデータを公開

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【2011年3月18日 アストロアーツ】

天文シミュレーションソフトウェア「ステラナビゲータ Ver.9」の、Ver.9.0eへのアップデータを無償公開しました。


(ステラナビゲータ Ver.9の「望遠鏡スタイル」でミード LSを制御する例)

ステラナビゲータ Ver.9 の「望遠鏡スタイル」でミード LSを制御する例。クリックで拡大

今回のVer.9.0eアップデータは、現在販売中の「ステラナビゲータ Ver.9.0」の不具合修正や機能の追加を行うものです。

「ステラナビゲータ Ver.9」は、過去から未来までの20万年間に起こるあらゆる天文現象をリアルに再現できる天文シミュレーションソフトウェアです。

星空のシミュレーションだけでなく、四季の星座や神話を紹介するプラネタリウム番組、おすすめの天文現象の情報をインターネットから取得してお知らせする機能、天体望遠鏡のコントロールなど、天文・宇宙を楽しむための多彩な機能が搭載されています。

9.0eアップデータでは、新たにミード LSシリーズの望遠鏡制御に対応いたしました。また、タカハシ Temmaシリーズでの接続・制御の不具合も修正されています。

※注: 今回の 9.0eアップデータは、2月に公開した「9.0d アップデータ」に望遠鏡関連の修正が追加されたものです。既に 9.0dアップデータをインストール済みの方で、ミードやタカハシの望遠鏡をお使いでない方はとくにインストールしていただく必要はございません。

ステラナビゲータ Ver.9用「9.0・9.0eアップデータ」のダウンロードは「ステラナビゲータ Ver.9 アップデータ」のページより行ってください。また、ステラナビゲータの[ヘルプ]メニューから「ステラナビゲータの更新確認」を実行すると、バージョンのチェックとアップデータのダウンロードができます。

製品の不具合によりユーザの皆様に多大なるご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申しあげます。

《改良点・追加機能》

  • ミード LSシリーズに対応

《おもな修正内容》

  • ミード LX200で接続直後に望遠鏡マークが正しい位置に表示されないことがある
  • ミード LX200GPSで望遠鏡パッドの左右の微動ボタンを押すと、鏡筒が逆に移動する
  • ミード LX200GPSで日時・場所の送信を行っても、日付と場所が望遠鏡に設定されない
  • タカハシ Temma PC/PC Jr. / Temma 2/2 Jr. / Temma 2MでUSBシリアル変換ケーブルを使ってパソコンと接続している場合にハングアップすることがある

(修正内容の一覧は、「ステラナビゲータ Ver.9 アップデータ」のページより「リリースノート(修正機能一覧)」をご参照ください。)

《星図が正しく描画されない場合の対応について》

ステラナビゲータ Ver.9ではグラフィック処理が大きく変わったため、従来ステラナビゲータが動いていたパソコンであっても、Ver.9の動作条件を満たさない場合があります。

このようなパソコンでは以下のような問題が起きることがあります。

  • 星図画面が真っ黒になる
  • 恒星の周りに黒い縁が出る
  • 他のウィンドウの中にステラナビゲータの画面が表示されることがある
  • 光跡残しのように表示物が消えずに残る
  • 印刷や画像として保存、クリップボードへの画面コピーができない

アップデータをインストールすると、[設定]メニューの「環境設定」ダイアログに[DirectXモードで動作]というチェックボックスが追加されます。

お使いのパソコンで上記のような問題が起きる場合には、このチェックボックスをオフにすることでVer.8以前と互換の描画方式に切り替わりますので、こちらの設定をお試しください。

詳しくは以下のページをご参照ください。

ステラナビゲータ Ver.9の星図が正しく描画されない場合の対応