11月14日に「滋賀天文のつどい2010」

【2010年11月8日 アストロアーツ】

今年で20回目となる「滋賀天文のつどい」が、星空と地球をテーマとして11月14日に琵琶湖博物館で開催される。


「滋賀天文のつどい2010」開催のお知らせ

文:ダイニックアストロパーク天究館 高橋進さん

大野照文先生

記念講演講師 大野照文先生(京都大学総合博物館館長)

天文学の発展とともに地球という星がいかにすばらしい星であるのかが明らかにされてきました。地球という星の素晴らしさを客観的に宇宙の視点から眺められる天文学は環境教育の原点とも言われています。今年が20回目になる滋賀天文のつどいは星空と地球をテーマに琵琶湖博物館で開催されます。多くの皆さんのご参加をお待ちしています。

滋賀天文のつどいは1994年より毎年秋に開催され、県内外の天文愛好家が集い交流を深め情報交換を行うとともに、一般市民の皆さんへの天文普及も目的とした催しです。例年は県内の天文施設等を会場として開催してきましたが、本年が国際生物多様性年にもあたること、またこれからの天文学がただ宇宙の探求だけではなく宇宙からの視点で地球を見直していく大きな役割を持つべきと考えることから、琵琶湖博物館を会場として開催します。

記念講演講師 大野照文先生より

この講演では、3つのことをお話しします。まず、生命の誕生は宇宙の歴史と切り離せないということです。とくに、私達の体を作る元素については、ビッグバンやその後の出来事と切り離しては考えられません。次に、生命の誕生は、宇宙では比較的簡単なのかも知れないということを述べます。最後に、生命進化の道のりは、環境との関連を切り離してはあり得ないということを述べます。地球はあと50億年の寿命があると言われています。この悠久の未来にもさらに命が進化して行くためには、多様な生き物と豊かな自然環境を残す必要があります。

■ イベント名:
滋賀天文のつどい2010
■ 日時:
2010年11月14日(日)13:00 〜 17:00
■ 会場:
滋賀県立琵琶湖博物館 セミナー室
■ 内容:
  • 記念講演「この星・地球の生き物:その進化の歴史と未来」
    京都大学総合博物館館長 大野照文先生
  • 県内のアマチュア天文家による研究発表
  • パネル展示
    「星空から地球環境を考える」「天究館友の会有志による天体写真展」
    その他、アマチュア天文家による観測・研究のポスター発表
  • 天文展示 隕石(12kg、キャニオンディアブロ隕石、ほか)
■ スケジュール:
13:00 開会・主催者あいさつ
13:10 記念講演「この星・地球の生き物:その進化の歴史と未来」
14:40 記念写真撮影
14:50 休憩
15:00 参加者自己紹介
15:15 研究発表(1件15分、5件)
16:45 閉会あいさつ
■ 参加費:
無料
■ 参加申し込み:
参加およびポスター発表は予約不要、当日受付を行います
研究発表者は11月11日(木)までに天文の集い事務局(HHF00200@nifty.ne.jpへ発表者名・タイトル・概要(A4で1枚)をお知らせください
■ 問い合わせ先:
〒522-0341 滋賀県犬上郡多賀町多賀283-1
ダイニックアストロパーク天究館内
滋賀天文の集い2010事務局(担当:高橋 進)
電話:0749-48-1820 または携帯:090-2701-1466
E-Mail:HHF00200@nifty.ne.jp

<関連リンク>