国立天文台「次世代超大型天体望遠鏡」プロジェクト室のウェブサイトがリニューアル

【2010年8月20日 国立天文台 メールニュース No.6】

TMT」は、2018年末の稼働開始を目指して現在計画が進められている口径30mの光学赤外線・次世代超大型天体望遠鏡だ。同計画に日本から参加している国立天文台のTMTプロジェクト室では活発な準備活動が進められており、より多くの人々にこの計画を知ってもらう目的でウェブサイトをリニューアルした。


《口径30m 次世代超大型望遠鏡 TMT

(TMTの完成予想図 )

TMTの完成予想図(提供:国立天文台)

すばる望遠鏡をはじめ、口径8m級の望遠鏡で進める天文学研究をさらに発展させるため、日本、欧州、米国等では、次世代超大型望遠鏡の構想が今日まで温められてきました。

そのうち、米・カリフォルニア大学およびカリフォルニア工科大学、カナダ大学連合による口径30m級の望遠鏡構想に、当初独自の構想を練っていた日本の国立天文台が合流する形で、TMT(30m 望遠鏡;Thirty Meter Telescope)計画の実現に向けた活動が進められています。

国立天文台TMTプロジェクト室は、このTMTを、日本を含む国際協力で建設し、それを用いた最先端の天文学研究を推進することを目指して活動しています。

このたび、より多くの皆様にこの計画について知っていただくために、TMTプロジェクト室のウェブサイトをリニューアルしました。また、月刊「天文ガイド」(誠文堂新光社)においても、家正則(いえまさのり)プロジェクト室長をはじめとする研究者が、この計画を紹介する記事を連載中です。皆様、ぜひご覧ください。

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