若田光一さん、まもなく国際宇宙ステーションへ

【2009年2月5日 JAXA プレスリリース

NASAは、日本人宇宙飛行士若田光一さんが搭乗するスペースシャトル「ディスカバリー号」(STS-119/国際宇宙ステーション組立ミッション(15A))の打上げ日を2月19日以降に実施することを発表した。


(最終訓練中の若田光一宇宙飛行士の画像)

NASAケネディ宇宙センター(KSC)で最終訓練中の若田光一宇宙飛行士(2009年1月21日撮影)。クリックで拡大(提供:NASA)

若田光一さんは、今から約2年前の2007年2月に日本人として初めて国際宇宙ステーション(ISS)の長期滞在員に選ばれた。若田さんは、これまでにさまざまな訓練を積んできたが、いよいよ長期滞在員としてISSへ向かう日が近づいてきた。

「ディスカバリー号」の打ち上げは、現在のところ、米国東部時間2月19日午前4時41分(日本時間 同午後6時41分)以降に予定されているが、最終的な打ち上げ日時は、2月12日に決定される。

当初の打ち上げ予定日から1週間延期された理由について、NASAは、メインエンジンの水素ガス加圧ライン流量調節弁(FCV)の健全性の確認が必要なためとしている。

若田さんは他の乗組員らとともに、1月19日から21日にかけて、打ち上げ時に着用する与圧服(オレンジスーツ)を着て実際にディスカバリー号に搭乗するなど、NASAケネディ宇宙センター(KSC)における最終訓練を行った。

乗組員は現在、NASAジョンソン宇宙センター(JSC)において、無重量環境訓練施設(NBL)を使った船外活動訓練や、シミュレータを使った打ち上げの模擬訓練を行っており、打ち上げ数日前に再びKSCへ戻る予定である。