情報トピックス(2006年5月)

国内のさまざまなメディアで取り上げられた天文ニュースや天文分野の最新書籍などを紹介しています。記事の詳細については各リンク先を参照してください。なお、投稿画像は天体画像ギャラリーに掲載しております。ぜひご覧ください。

2006/05/29

天文関連書 新刊情報

宇宙の果てまで すばる大望遠鏡プロジェクト20年の軌跡
小平桂一著 早川書房
780円
ISBN 4-15-050308-7
時空の起源に迫る宇宙論 別冊日経サイエンス 149
佐藤勝彦編 日経サイエンス
1990円
ISBN 4-532-51149-6
太陽系の化学−地球の成り立ちを理解するために 化学新シリーズ
海老原充著 右田俊彦他 裳華房
3200円
ISBN 4-7853-3217-4
巨大望遠鏡で探る宇宙 図解雑学−絵と文章でわかりやすい!
二間瀬敏史著 ナツメ社
1500円
ISBN 4-8163-4117-X

日本初の大型月探査機「セレーネ」の全貌が公開へ

2007年にH-IIAロケットによって打ち上げられる日本初の大型月探査機計画「SELENE(セレーネ)(SELenological and ENgineering Explorer)」のプロジェクト・チームでは、計画に関する理解を深めてもらう目的で公開用コンテンツ「セレーネ・ビューア」を筑波大大学との協力で製作した。

このコンテンツ「セレーネ」に搭載されている機器ぞれぞれの目的、構造、搭載場所などが人目でわかるほか、探査機の設計図面を使った解説、衛星内部を透視できる上、3次元CGモデルをさまざまな角度に動かして見ることもできる。このコンテンツは現在CD-ROM版として一般公開などで配布中だが、近日中にオンラインでも公開される予定だ。

2006/05/22

天文関連書 新刊情報

天の川の真実 超巨大ブラックホールの巣窟を暴く
奥田治之 他著 祖父江義明 他著 誠文堂新光社
1800円
ISBN 4-416-20625-9)

筑波宇宙センター、「だいち」による画像を公開

筑波宇宙センターの展示室では、陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)で撮影した画像の展示を始めた。「だいち」のPRISM/AVNIR-2を使って撮影した画像から、筑波宇宙センター近辺の様子や、茨城県を流れる利根川の様子なども見ることができる。同展示室には、JAXAが開発してきた各ロケットの縮尺モデルや実物大の人工衛星の試験モデルをはじめ、国際宇宙ステーションの縮尺模型などが展示されている。

展示室の開館時間は、午前10時から午後5時で、受付は16時までとなっている。なお、見学者は、見学案内事務所で受付を済ませること。(TEL:029-868-2023)

2006/05/15

天文関連書 新刊情報

科学館へようこそ 関西〜京都・大阪・神戸…の科学館ガイド
化学同人編集部編集 化学同人
952円 B6判 107p
ISBN 4-7598-1056-0
時間とは何か? (ニュートンムック)タイムトラベルは可能か?
ニュートンプレス
2300円 A4変形 159p
ISBN 4-315-51770-4

めざせ到達高度世界記録、気球BVT60-2号機で挑戦

宇宙科学研究本部は、無人気球での世界最高到達高度53キロメートルを超える55キロメートルを目指した実験を2006年5月25日午前6時00分から午前6時30分の間に行う。

打ち上げられるのは、気球BVT60-2号機。JAXA三陸大気球観測所(岩手県大船渡市)から放球される予定となっており、準備が進められている。到達高度53キロメートルという世界最高記録は、2002年5月23日宇宙科学研究所(現JAXA宇宙科学研究本部)が達成したもの。本実験では重量5kg程度の観測器を、記録を超える高度55キロメートル程度まで飛翔させるために、極薄(2.8μm)の気球用フィルムを用いて開発した、容積6万立方メートルの超薄膜型気球の飛翔性能試験を行うことになっている。

2006/05/01

天文関連書 新刊情報

みるみる理解できる太陽と惑星 (ニュートンムック サイエンステキストシリーズ)
水谷仁監修 ニュートンプレス
2300円 A4変形 154p
ISBN 4-315-51767-4