生命を育める惑星は、一体いくつ存在するか

【2005年4月15日 RAS Press Information

現在知られている太陽系以外の惑星系の数は、およそ130。これらのうち一体いくつに生命を育める惑星があるのだろうか。イギリス・ミルトンキーンズのオープン大学(Open University in Milton Keynes)のチームの発表によれば、半数がその可能性を秘めているそうだ。

(地球に似た生命が存在する惑星の想像図)

地球のように生命が存在する惑星の想像図。クリックで拡大(提供:RAS、謝辞:Julian Baum/Take 27 Ltd.)

これまで発見されている惑星はすべて海王星よりも大きな巨大惑星である。チームはいくつかの惑星系について研究し、巨大惑星の内側と外側に、地球のような小さな惑星にとって危険なゾーンが一つずつ存在することを発見した。そこに小さな惑星があると、強力な重力によって、最終的には巨大惑星か恒星と衝突するか、宇宙空間へと放り出される運命をたどることになるのである。またその危険ゾーンの位置は巨大惑星の質量と離心率によることもわかったので、他の惑星系にこれを適用した。

恒星からの距離が適切であれば、液体の水が存在し、われわれのような生命も存在できる。そのような場所を危険ゾーンと比べると安全な領域がわかる。およそ130の惑星系のうち、生命が進化することができるくらい長い間安全な領域が存在したのは半分であった。ただし、中心の恒星が年齢を経るにつれて、その領域は外側へと移動するため、状況は少々複雑だ。場合によっては、生命が誕生しても、相当の進化は望めないかもしれず、あるいは、別の系では今後生命が誕生するかもしれないのだ。