【投稿画像集】エンケ彗星

【2003年11月27日 アストロアーツ】 12月7日更新

エンケ彗星(2P)が見ごろだ。現在エンケ彗星はヘルクレス座からへびつかい座のあたりを移動しており、日没後の西の空に見えている。光度は8等級前後で、10cm程度の双眼鏡や望遠鏡で見つけられそうだ。ただし、淡く拡散して見えているため、星図と見比べるなどして探してみよう(赤道座標の星図 / 地平座標の星図)。見ごろは12月上旬くらいまで。

(12月7日公開分)


(下条博美氏撮影のエンケ彗星の写真)

撮影者:
下条 博美
撮影日時:
2003年11月17日 21時12分、露出 274秒
撮影地:
栃木県矢板市 八方ヶ原
撮影機材等:
ペンタックス 100SDUF II、富士写真フイルム FinePix S2 Pro(ISO 800、Fine4256)、タカハシ EM200にて自動追尾
Photoshopで画像処理
その他:
m1=7.5等級
●撮影者コメント:

立っていられないほどの強風の為、望遠鏡のセッティングに苦労しました。

2P/エンケ彗星は私にとってこの日が最後の観測となりました。しかし、5分角以上拡がった緑色のコマは見ごたえ充分でした。


(佐藤善弘氏撮影のエンケ彗星の写真)

撮影者:
佐藤 善弘
撮影日時:
2003年12月5日 18時0分、露出 RGB各90秒
撮影地:
宮城県仙台市青葉区
撮影機材等:
ビクセン 望遠鏡(D=8cm fl=400mm) + ×0.6 レデューサ使用、タカハシ TS80(D=8cm fl=1200mm セミアポクロマート)で赤道儀ガイド(HD-4パルスモーター駆動)、TGV-Mビヂオカメラ使用
NECパソコンに取り込み
その他:
右が北、上が東

(12月2日公開分)


(松村稔氏撮影のエンケ彗星の写真)

撮影者:
松村 稔
撮影日時:
2003年11月23日 18時43分、露出 RGB各90秒
撮影地:
茨城県里美村 里美牧場
撮影機材等:
タカハシ FS-78C(D=7.8cm) + レデューサ(合成F6.0)、タカハシ EM-200 USD II赤道儀、SBIG ST-2000XM(2×2ビニングにて撮影)
CCDOPS Ver5.10Jおよびステライメージ4で処理
●撮影者コメント:

眼視では色までは確認できませんでしたが、画像処理を経て現れた彗星本体の色は綺麗なエメラルド色でした。


(森永成一氏撮影のエンケ彗星の写真)

撮影者:
森永 成一
撮影日時:
2003年11月22日 20時24分、露出 3分
撮影地:
鹿児島県入来町 八重山
撮影機材等:
タムロン 300mm F2.8開放、ペンタックス *ist D(ISO 800)
●撮影者コメント:

来年のニート彗星へ向けて購入したデジタメカメラの試写となりました。なかなかよく写っているので期待しているところです。

(12月1日公開分)


(山本稔氏撮影のエンケ彗星の写真)

撮影者:
山本 稔
撮影日時:
2003年11月22日 18時24分、露出 30秒
撮影地:
静岡県周智郡森町
撮影機材等:
AF Nikkor 85mm F1.8→2.8、富士写真フイルム FineFix S2 Pro(ISO 800)
●撮影者コメント:

彗星を目的に撮影したものではありませんが、写っていましたのでトリミング、画像処理してみました。


(倉谷幸伸氏撮影のエンケ彗星の写真)

撮影者:
倉谷 幸伸
撮影日時:
2003年11月26日 19時2分、露出 60秒
撮影地:
青森県八戸市
撮影機材等:
ビクセン R200SS、コマコレクター使用、富士写真フイルム FinePix S2 Pro(ISO 800)、ビクセン 旧アトラクス + ピクシス
●撮影者コメント:

エンケは、3.3年ごとに太陽に近づきますが、15年以上星見してて、今回見るのが初めてです…。色が青っぽいですね…。

(11月29日公開分)


(寺嶋博氏撮影のエンケ彗星の写真)

撮影者:
寺嶋 博
撮影日時:
2003年11月22日 19時21分、露出 15分
撮影地:
山梨県北巨摩郡須玉町
撮影機材等:
ビクセン R200SS反射(D=20cm fl=800mm F4)、キヤノン EF、コニカカラー CENTURIAズームスーパー800、タカハシ EM-200赤道儀
ニコン COOLSCAN IV EDフィルムスキャナにてスキャン、Photoshopおよびステライメージ4にて画像処理
●撮影者コメント:

コートハンガー星団(Cr399)とのランデブーを狙って撮影したものです。光度は7等台中盤で、18×50IS双眼鏡にて容易に存在確認できましたが、コマが大きく拡散していて、高度が下がるとかなり見難くなる状況でした。

(11月28日公開分)


(江上勝典氏撮影のエンケ彗星の写真)

撮影者:
江上 勝典(福岡県青少年科学館 天文ボランティア)
撮影日時:
2003年11月17日 21時40分〜40分、露出 60秒
撮影地:
福岡県八女市
撮影機材等:
ペンタックス 75ED、XL40mm、ニコン COOLPIX995(ISO 100程度)
ステライメージにて画像処理
●撮影者コメント:

撮影してからそのときは“彗星は写っていない”と思っていましたが、投稿写真を見て「緑色の彗星」とわかって改めて見直したら、かすかにその姿が写っていました。


(米山誠一氏撮影のエンケ彗星の写真)

撮影者:
米山 誠一
撮影日時:
2003年11月26日 18時35分〜40分、露出 60秒×5コマコンポジット
撮影地:
神奈川県横浜市
撮影機材等:
ビクセン SS200(D=200mm fl=800mm)、キヤノン EOS 10D(ISO 800相当、ホワイトバランス:太陽光)、トーカイ NRF-Jフィルタ使用、直焦点撮影
ステライメージ4にて3072×2048pxの画像を1/2ソフトビニング、加算平均コンポジット、トーンカーブ調整、トリミング
●撮影者コメント:

光害で夜空の明るい横浜では眼視では確認できませんでしたが、60秒露出の画像では微かに確認できました。60秒露出でもバックは完全カブってしまい明るくなっています。

(11月27日公開分)


(八木田哲夫氏撮影のエンケ彗星の写真)

撮影者:
八木田 哲夫
撮影日時:
2003年11月22日 20時45分ころ
撮影地:
兵庫県明石市
撮影機材等:
ミザール GT-80S、ビクセン LV25mm、ニコン COOLPIX995、ビクセン GPD
ステライメージ3で4枚コンポジット
●撮影者コメント:

大変淡く、光害のある市街地からは肉眼では無理でしたが、コートハンガー(星団)のそばに写っていました。


(太田輝章氏撮影のエンケ彗星の写真)

撮影者:
太田 輝章
撮影日時:
2003年11月23日 18時51分〜19時17分、露出 60秒×9コマコンポジット
撮影機材等:
ビクセン 反射望遠鏡(D=20cm F4)、LV15mmで拡大、ニコン COOLPIX995(ISO 800)、ビクセン アトラクス赤道儀
●撮影者コメント:

綺麗な緑色で、下方向にぼやけた尾が確認できます。


(田村竜一氏撮影のエンケ彗星の写真)

撮影者:
田村 竜一
撮影日時:
2003年11月22日 19時31分、露出 7分
撮影地:
高知県 天狗高原
撮影機材等:
(レンズ)300mm F2.8開放、(フィルム)フジカラー スペリア800
●撮影者コメント:

エンケ彗星を天狗高原で撮影に成功しました。拡散しているので空の暗い星の良く見える空ほど見ごたえがあります。5センチ双眼鏡で確認できました。明るさは7.0等級。どんなに大きな望遠鏡でも都市部では、彗星の美しさがわかりにくいと思います。


(増谷幸成氏撮影のエンケ彗星の写真 1) (増谷幸成氏撮影のエンケ彗星の写真 2)

撮影者:
増谷 幸成
撮影日時:
(1枚目)2003年10月25日、露出 2分
(2枚目)2003年11月23日、露出 3分
撮影地:
奈良県吉野郡天川村
撮影機材等:
ZEN社 ベーカー・シュミット(D=20cm F2)、BJ41L(-15度に冷却、2×2ビニング)
●撮影者コメント:

エンケ彗星の10月25日からほぼ1か月後の様子です。かなり明るくなっています。


(大貫弘毅氏撮影のエンケ彗星の写真)

撮影者:
大貫 弘毅
撮影日時:
2003年10月24日 23時13分、露出 2分
撮影地:
山梨県大泉村
撮影機材等:
Ai Nikkor 105mm F1.8→2.8、キヤノン EOS Kiss Digital(ISO 800)
●撮影者コメント:

緑色に拡散してかろうじて写っています。


(下条博美氏撮影のエンケ彗星の写真)

撮影者:
下条 博美
撮影日時:
2003年10月25日 2時44分、露出 582秒
撮影地:
栃木県黒磯市 沼ッ原湿原
撮影機材等:
ペンタックス 100SDUF II、富士写真フイルム FinePix S2 Pro(ISO 400)
●撮影者コメント:

光度は10.5等ほどと暗いようですが、緑色の大きなコマが拡がっていました。11月になってから急速に明るく、さらに大きく見えてくる予感さえしました。今後が楽しみです。


(増谷幸成氏撮影のエンケ彗星の写真 1) (増谷幸成氏撮影のエンケ彗星の写真 2)

撮影者:
増谷 幸成
撮影日時:
(1枚目)2003年10月25日 22時43分、露出 3分
(2枚目)2003年10月26日 0時13分、露出 3分
撮影地:
奈良県吉野郡天川村
撮影機材等:
ZEN社 ベーカー・シュミット(D=20cm F2)、BJ41L(-15度に冷却、3×3ビニング)、フィルタなし、MS-5赤道儀
●撮影者コメント:

核ははっきりしていますが、尾は扇形に拡散しているようで分かりづらい。すべて素人判断です。1時間30分間の移動のようすです。

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