八重山高原星物語2002
国立天文台VERA入来観測局20メートル電波望遠鏡と鹿大理学部1メートル光赤外線望遠鏡の施設公開

【2002年7月25日 国立天文台天文ニュース(564)

国立天文台と鹿児島大学理学部では、8月10日午前10時より、2001年薩摩郡入来町の八重山高原に完成したVERA計画のための20メートル電波望遠鏡施設と、九州最大の1メートル光赤外線望遠鏡や施設の一般公開を行ないます。

この日は、国立天文台、鹿児島大学のスタッフが、望遠鏡を動かし、観測目的や観測装置についての説明をおこないます。

両望遠鏡は、2001年9月2日に開局式を行い、この間試験観測を行なってきましたが、初期観測などに成功し、さらに本格的な観測にむけ性能アップを進めています。

8月10日には、実際に望遠鏡を動かし、観測をしているようすを見ていただき、スタッフが観測装置のしくみや観測成果などについて、やさしく説明をおこないます。

八重山高原星物語 2002 は、楽しい企画がいっぱい
星空観望会、人形劇、親子科学実験、家畜とのふれあい広場、五つ太鼓など

この日の、午後2時からは、国立天文台が呼びかけている伝統的七夕(8月15日)に賛同して、鹿児島大・入来農場、入来町、観光協会、商工会、宇宙少年団、教育委員会、PTAなどと共催する 「八重山高原星物語 2002」 のイベント広場が催されます。

ウォークラリーや楽しい親子科学実験などがあり、家畜や動物とのふれあい広場も作られます。

舞台では、五つ太鼓などの郷土芸能、混声合唱団の歌、ブラスバンド演奏、トークショー、川内市子ども劇場の人形劇などが催されます。

また、入来町の観光地紹介、地元の物産や手打ちのそばやうどんの即売会もおこなわれます。

参加者には星座早見表が配られ(先着1000名)、夕方から午後9時まで、星空観望会も開催され、望遠鏡で星を見ながら,星座の話や天体の紹介が行なわれます。

日時:
2002年8月10日(土)
10:00〜18:00 施設公開
14:00〜21:00 八重山高原星物語 2002
19:00〜21:00 星空観望会
開催:
国立天文台VERA入来観測局、鹿児島大学理学部宇宙コース、鹿児島大学農学部入来農場、入来町入来町教育委員会、八重山高原星物語 2002 実行委員会
問合せ先:
入来町役場企画開発課
Tel 0996-44-3111

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