ふたご座流星群 画像集

【2001年12月17日 アストロアーツ】12 月 19 日更新

(12 月 19 日公開分)

日本流星研究会の速報によると、今年のふたご座流星群のピークは 14 日午前 5 時頃(日本時間)で、ZHR(流星の出現数の目安となる数字)は 200〜300 だったようだ。しし座流星群とは比べるべくもないが、去年と同じくらいの活動だったといえるだろう。

和光久さんから 14 日に撮影した画像を送っていただいたので紹介しよう。

(和光久氏撮影のふたご座流星群の写真 1) (和光久氏撮影のふたご座流星群の写真 2) (和光久氏撮影のふたご座流星群の写真 3)

撮影者/和光 久
撮影地/長野県原村 八ヶ岳自然文化園駐車場
撮影日時/2001 年 12 月 14 日
(1 枚目)3 時 54 分 07 秒〜、3 時 57 分 04 秒〜、露出各 30 秒
(2 枚目)4 時 11 分 04 秒〜、露出 30 秒
(3 枚目)4 時 38 分 55 秒〜、露出 30 秒
撮影機材等/(共通データ)富士写真フイルム FinePix S1Pro、ビクセン GPD 赤道儀とピクシスで恒星追尾、iBook500 Dual USB と S1 専用シューティングソフトウエアにてインターバル撮影
(1, 2 枚目)ニコン AF ニッコール 24-85mm F2.8-4 を 24mm 開放で使用
(3 枚目)シグマ 20mm F1.8 DG RF、絞り F2.4
画像処理等/(共通データ)流星を撮る合間に撮影したダークフレームを使い、PhotoShop の<差の絶対値>でノイズ除去処理とレベル補正
(1 枚目)2 コマをコンポジットしてトリミング
(2 枚目)グレースケールに変換してから階調を反転、トリミング
(3 枚目)ふたご座領域に出現したものをトリミング

●撮影者コメント:やはり獅子座群の後なのでインパクトには欠けますが、この夜に 30 秒露出で 280 カットほど撮影した中で 14 個ほどの流星が写っていました。2 枚目には北斗七星の近くに出現した流星が二つ写っています。3 枚目はこの日に撮影したなかで一番明るい流星でした。

<補足>

14 日のニュースで「ふたご群の出現数が緩やかに増減する」という記述がありますが、これに関して吉田 誠一さんから「この群は緩やかに増えていった後、極大をすぎるとあっという間に出現数が激減する、という傾向があります。今年も、極大 2 日後には相当に数が減っていた、という報告がありました。」とのコメントをいただきました。ここに紹介するとともにお礼を申し上げます。ありがとうございました。

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(12 月 17 日公開分)

14 日ごろに活動のピークを迎えたふたご座流星群。日本流星研究会のサイトではまだ(17 日 18 時現在)公式発表がないが、おそらく例年並の活動であったと思われる。伊藤紀幸さんから写真をお送りいただいたので紹介しよう。(画像はクリックでオリジナルサイズで表示)

(伊藤紀幸氏撮影のふたご座流星群の写真)

撮影者/伊藤 紀幸
撮影地/群馬県沼田市奈良町
撮影日時/2001 年 12 月 14 日 1 時 28 分〜5 時 28 分まで 5 分間隔で撮影
撮影機材等/50mm F1.4→F2.8、ASA800 ネガフィルム、群の流れ星のある 5 コマを合成
線などの入っていない拡大画像

●撮影者コメント:先月のしし群はピーク時を見ることができず,残念な思いをしましたが今回は遠征先で天候に恵まれ「チロリ・・・・チロリ」と流れる群流星を見ることができました。

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