X-33計画中止 アメリカ空軍は開発を引き継がず

【2001年9月7日 アメリカ空軍ニュース (2001.09.07)

アメリカ空軍は9月7日、次世代スペースシャトルの試験機「X-33」の開発を引き継がないことを発表した。

「X-33」は次世代スペースシャトル「ベンチャースター」のための技術試験機。1999年の初飛行を目指し、1996年よりNASAとロッキード・マーティン社が共同で出資・開発していた。しかし、技術的問題から開発が大幅に遅れ、予算オーバーが深刻化し、ついに2001年3月、NASAは開発費の提供を打ち切った。

その後、開発をアメリカ空軍が引き継ぐかもしれないという希望的観測が流れていたが、今回のアメリカ空軍の発表により、計画は事実上の中止となったといえる。