ここ10年で最大の黒点群が出現中

【2001年3月30日 アストロアーツ】

2000年前後は11年周期の太陽活動の極大期にあたる。太陽活動は2000年夏に活発化し、その後しばらくは比較的落ち着いてきていたが、ここにきて再び活発になってきている。

2001年3月30日の太陽 (高橋篤司さん)
撮影者: 高橋 篤司さん (星くらぶM57)
撮影日: 2001年3月30日(金)
光学系: タカハシFC-76フローライト屈折望遠鏡
D4+ND2+ND4フィルターにより減光
ミードSP26mmによりコリメート撮影
カメラ: Nikon CoolPix990デジタルカメラ
2x2ビニング、絞りF8.9、1/762秒露光

画像は高橋篤司さんの提供による2001年3月30日の太陽面。画像の右やや上に見られる巨大な黒点群は、地球14個がすっぽり収まるほどのもので、2000年9月末に話題を呼んだものを上回り、ここ10年で最大の黒点群である。この大きさであれば、日食観測用のサンフィルターを用いれば、肉眼でも容易に確認できるだろう。この週末までは見ごろだ。

情報提供: 高橋 篤司さん (星くらぶM57)、矢治健太郎さん (かわべ天文公園)

※太陽を観測する場合は、充分な減光対策を行ない、目や観測機器を傷めないように注意!!。
とくに、望遠鏡や双眼鏡を用いる場合、観測方法が不適切だと失明につながる恐れがある。
また、裸眼のまま太陽を直視したりしないこと。

<太陽画像リンク>

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