NASA、「X-33」「X-34」を開発中止へ

【2001年3月2日 NASA RELEASE: 01-31 (2001.03.01)

NASAは、次期の宇宙機開発事業 (Space Launch Initiative; SLI) 予算から「X-33」「X-34」の開発費を出資しないことを明らかにした。

「X-33」は、次世代スペースシャトルの試験機で、NASAとロッキード・マーティン社の共同により1996年から開発が進められていた。当初1999年の初飛行を目指していたが、技術的問題から計画は大幅に遅れ、予算もオーバーしていた。ロッキード・マーティン社が自社の予算で開発を続行しない限り、NASAとの間での契約が切れる3月31日をもって開発が中止となる。

「X-34」は、低コスト・再利用型の衛星打ち上げ機の開発のための技術試験機で、NASAとオービタル・サイエンシズ社の共同により1996年から開発が進められていたが、計画は大幅に遅れ、計画全体の見直しの必要性も指摘されていた。