[新製品] 35ミリ判一眼レフカメラをデジタルカメラに! 「EFS-1」

【2001年2月19日 Silicon Film Technologies Press Release (2001.02.11)

アメリカ・Silicon Film Technologies社は、35mm判一眼レフカメラをデジタルカメラとして利用できるシステム「EFS-1」を発表した。価格は699ドル (約81,000円)、近日中に同社のウェブサイトにて発売開始予定。

EFS-1

「EFS-1」は、「(e)film」「(e)port」「(e)box」の3つのパーツにより構成される。

「(e)film」は、受光部を持ついわば「電子フィルム」であり、一眼レフカメラに通常のフィルムと同様にセットして用いる。カメラの改造は不要。受光部は、130万画素 (1280×1024画素) の薄型CMOSセンサー。サイズは縦10.8mm×横8.6mmであり、ファインダー視野中心付近のみが撮影範囲となる。このため、例えばレンズ焦点距離が50mmであった場合、通常のフィルムを用いて140mmレンズで撮影した場合に相当する画角となる。感度はISO100相当。色深度は36ビット (RGB各12ビット=4096階調)。高解像度モードで24枚まで撮影できる。

「(e)port」は、「(e)film」内の画像データをパソコンなどに移すためのアダプターだ。PC Card (PCMCIA) Type II 接続、またはUSB接続が利用できる。Win, Mac双方に対応。また、「(e)film」のキャリングケースも兼ねる。

「(e)box」は、「(e)film」内の画像データをコンパクトフラッシュ・カードに移すためのアダプター。「(e)film」とは「(e)port」を介して接続する。

対応カメラは、Canon EOS 1N、Canon EOS A2/5、Nikon F5、Nikon F3、Nikon N90/F90

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