国際宇宙ステーションへ向け無人補給船が出発

【2000年8月8日 FLORIDA TODAY Space Online (2000/8/7)

世界時8月6日午後6時26分(日本時間8月7日午前5時26分)、国際宇宙ステーション(ISS)へ向けたロシアの無人補給船「プログレス」を積載したソユーズ・ロケットが、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から無事打ち上げられた。ISSとのドッキングは、世界時8月8日午後8時14分(日本時間8月9日午前7時14分)頃の予定。

積載物を含め7トンに上るプログレス補給船は、ISSの推進剤を搭載しており、ISSとの自動ドッキング後、ISSのタンクに推進剤を移送する他、自らのエンジンを噴射してISSの高度を引き上げる予定となっている。また、今年10月末からの滞在が予定されているISS搭乗員のための食料品、衣服なども搭載している。

<今後のISS関連ミッション予定>

  • 2000/ 9/ 8 スペースシャトル・アトランティス号打ち上げ (STS-106/2A.2b)
    ISSに追加の補給物資を届けるほか、7月26日にISSにドッキングしたサービス棟「ズベズダ」内の装置の点検・起動等を行ない、乗組員の恒久滞在の開始へ向けての準備を行なう。約11日間の飛行を予定。

  • 2000/ 9/21 スペースシャトル・ディスカバリー号打ち上げ (STS-92/3A)
    通信システムや姿勢制御システムを搭載した「Z1トラス」という構造体や、ISSとスペースシャトルを連結するドッキングポートである「PMA-3」を取り付ける。日本人宇宙飛行士、若田光一氏も搭乗。約11日間の飛行を予定。

  • 2000/10/30 ソユーズTM宇宙船打ち上げ (2R)
    ISSコマンダーのビル・シェパード氏(アメリカの宇宙飛行士)、ソユーズ・コマンダーであるユーリー・ギドゼンコ氏(ロシアの宇宙飛行士)、フライトエンジニアであるセルゲイ・クリカレフ氏(ロシアの宇宙飛行士)の3名が搭乗。3名はExpedition 1 Crew(第1次滞在クルー)と呼ばれ、ISSに約3か月間滞在する予定。

※日付は、あくまで予定であり、天候その他の理由により、前後する可能性があります。

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