今後2億年以内に超新星爆発を起こす2連星が発見された

【2000年7月25日 BBC News (2000/7/21)

イギリス・サウザンプトン大学のPierre Maxted氏らのチームが、今後2億年以内に超新星爆発を起こすと思われる2連星を発見した。

この2連星は、KPD1930+2752として知られ、「はくちょう座」の方向にある。明るい恒星と、暗く高密度な白色矮星から成り、わずか137分の周期でお互いの周りを周っている。研究チームによると、この2連星は、いわゆる「重力放射(gravitational radiation)」によりエネルギーを失いつつあり、徐々に接近し、今後2億年以内には衝突して超新星爆発を起こすと考えられるという。

このような星系が発見されたのは、今回が初めて。

研究成果はイギリス王立天文学会の月報で報告される予定。