細菌レベルの生命体は太陽系のどこにでも存在し得る?

【2000年7月11日 Yahoo! News / Reuters (2000/7/9)

アメリカ国立科学財団(NSF)の支援を受けたニューヨーク州立大学のチームが、南極地方でひじょうに強い生命力を持つ細菌を発見した。研究チームのEdward Carpenter氏によれば、この細菌は南極大陸のどこにでも存在し、南極地方のマイナス12℃〜マイナス17℃という低い気温、液体の水の欠乏、強い紫外線放射という過酷な環境の中でも成長し、DNAを合成して繁殖することができるそうだ。そして、NSFによると、この研究報告が正しければ、細菌レベルの生命体なら太陽系のどこにでも存在し得るかもしれないという。なお、この研究報告は『応用・環境微生物学(Applied and Environmental Microbiology)』誌にて公表されている。