●笠井トレーディングフェア
　
笠井トレーディング（東京吉祥寺　電話0422-40-0671）は、ロシアのマクストフ望遠鏡をはじめ、ドイツや台湾などの光学メーカーの望遠鏡、カメラ、レンズ、オリジナルＦＲＰドブソニアンなどを販売するデーラーだ。同社代表の笠井氏は、自身天文ファンであり、良質の眼視用望遠鏡など独自の視点で輸入販売を行なっている。また、台湾メーカーのアクロマート屈折を国内メーカーでは実現し得ない低価格で供給してもいる。ふだんは雑誌広告や、通販カタログで無店舗販売を行なっているが、年に何回かはこういったフェアを行ない、大規模な「展示商談会＆即売会」を開催している。
　
会場内には、望遠鏡、アイピース、双眼鏡、各種アクセサリーが並べられ、来場者は同社のスタッフに実機を見ながら質問したり、気になる光学製品を手にとって確かめたりしていた。同社は店舗を持っていないだけに、こういったフェアは購入を検討している天文ファンには最終確認の場ともなっている。

●ボーグフェア
　
トミーのオアシス事業部は、ボーグブランドで、望遠鏡を製造販売している。ボーグも、オアシスダイレクトやインターネットサイトでの通信販売を行なっていて、こういったフェアでは、直接ユーザーの声を聞いたり、特価販売を行なったりしている。ボーグの製品ラインナップは、主にビギナー向けの口径50〜100ミリ屈折望遠鏡＋架台・三脚をセットしたＳＷ２セットと、天体写真・観望マニア向けの口径150ミリまでのＥＤアポクロマート・アクロマート鏡筒の２本立てとなっている。
　
また、ボーグシステムは、ヘリコイド接眼部や、アイピースアダプター、各種変換リングなど豊富なシステムパーツで構成されていて、望遠鏡の自作や改造に同社のパーツを買い求めるマニアも多い。今回のフェアではその全てを展示販売していて、組み合わせなどを確かめながら購入するチャンスだった。