Dennis Tito氏、ミールへの観光旅行を計画中

【2000年6月19日 space.com news (2000/6/19)

アメリカ・サンタモニカにおいてWilshire Associates社のDennis Tito氏は6月19日、2001年にロシアの宇宙ステーション「ミール」への個人的な観光旅行を計画していることを発表した。実現すれば、世界初の宇宙旅行者の誕生となる。

今回の計画の立役者はもちろん、ミールの商用運用を事業とする新興国際ベンチャー企業、ミールコープ社。旅行料金は2,000億ドルに上る。

59歳のTito氏は、1964年からNASAのジェット推進研究所(JPL)で勤務し、火星探査機「マリナー4号」や金星探査機「マリナー5号」の軌道設計を行なったことで知られる、著名なロケット科学者。

その後は科学者としての経験を生かして金融界に乗りだし、投資顧問において多利益を生み出す道を築き上げ、ウォール街の大物となった。