6月16日、ひときわ大きな満月が見られる

【2000年6月15日 NASA Space Science News (2000/6/14)

6月16日の満月は、普段の満月よりもひときわ大きく、目をひく。

満月とき、月は太陽の反対側に位置することになるため、太陽が高く昇る時期、満月は低く昇る。特に今回の6月16日の満月は、太陽が最も高く昇る夏至の日のわずか4日前であるため、特に高度が低く、東京での最大高度は30度弱に過ぎない。

地平線近くの満月は、空高くにある満月よりもずっと大きく見える。これがなぜなのかは、古くから哲学者や科学者たちを悩ませてきたが、20世紀中ごろになって、これが目の錯覚によるものであることが証明された。