MUTOH CVシリーズCCDカメラ製造中止、保守は光映舎へ引き継ぎ

【2000年5月9日】

MUTOH CVシリーズ冷却CCDカメラが、5月10日をもって製造・販売中止となることが同社のホームページにて正式に発表された。武藤のCCDカメラユーザーとしては、以後のメンテナンス・修理等の保守業務がどうなるのかという心配の声が上がっていたが、これに関しては光映舎が引き継ぐことになった。

光映舎では今まで武藤工業で行なわれてきたものと同様の方法で保守を行なうほか、CCDチップ交換によるバージョンアップ改造を行なうことについても武藤工業から承諾を得ている。これは、従来のCVシリーズのチップであるKAF-0401(CV-04)、KAF-1602(CV-16) を、より感光効率の高いEチップ、KAF-0401E(LE)、KAF-1602E(LE)へそれぞれ載せ換えるというもので、従来のCV-04から、CV-16Eへの改造も可能という。この場合、CCDカメラヘッドの改造に加え、コントローラーの交換も必要になる。

光映舎は、アストロカメラや天体写真関連アクセサリーに加え、CCDカメラ用のRGB分解撮影フィルターなどを取り扱ってきたが、今後は、MUTOH CVシリーズ冷却CCDカメラの保守業務を引き継ぐだけに留まらず、将来的には同社オリジナルのCCDカメラを発売したいという意向だという。

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