NASA、ハリケーン監視用GOES衛星をようやく打ち上げへ (FLORIDA)

【2000年5月2日 FLORIDA TODAY Space Online (2000/5/2)

6月からはじまるハリケーンのシーズンを控え、NASAは5月3日にハリケーン監視用GOES衛星をケープ・カナベラル空軍基地から打ち上げる。この衛星はロケットの問題から1年以上も打ち上げが遅れていた。

GOESは"Geostationary Operational Environmental Satellite"の略で「静止気象衛星」の意。現在軌道上にはGOES 8, 9, 10の3機のGOESがある。1994年打ち上げのGOES 8はアメリカ東岸を監視しており、1997年打ち上げのGOES 10はアメリカ西岸を監視している。1995年打ち上げのGOES 9は技術的問題を抱えており、バックアップ用となっている。

今回打ち上げられる新たなGOESは、初期段階のハリケーンを検出することができるセンサーを搭載したものだ。また、突発的な洪水や雷の監視にも用いられる。