火星隕石の硫黄同位体は生命活動の痕跡ではない

【2000年3月2日 SpaceViews (2000/3/1)

火星由来の隕石のいくつかに硫黄同位体が多く含まれていることが発見され、それが生命活動の痕跡である可能性があると言われていた。しかしカリフォルニア大学のチームが英の科学雑誌「ネイチャー」の最新号に報告したところによると、それは火星大気内での光化学反応によって説明できるものであり、生命活動の証拠とはなり得ないという。