小惑星Deborahによる恒星の掩蔽の改良予報

【1999年10月3日 佐藤 勲 氏 ONM No.478】

USNOの8月11日から9月26日までの観測によると、明日4日22h38mごろに起こると予報されていた小惑星(541)Deborah(14.1等)によるACT0452789(10.37等)の掩蔽は、初期予報から南へ0".33±0".02ずれて、関東南部、東海、紀伊半島南部、九州南部が可能性圏内に入ることがわかりました。

小惑星の直径は57kmと推定され、現象が起これば最長5秒間にわたって3.8等級の減光が起こります。 改良予報の精度は非常に良く、ぜひ注目して下さい。

掩蔽帯図
10月4日
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この情報は、お近くの観測者にも伝え、なるべく多くの観測が得られるよう御協力下さい。観測報告は、現象が起こらなくても、曇っても、観測地の詳しい経緯度や高度、望遠鏡、観測方法、観測状況などを添えて、佐藤勲氏(satoois@cc.nao.ac.jp)まで是非御報告下さい。