速報!フォトエキスポで、本邦初公開のミード自動導入版ETXとビクセンニューアトラクスを発見!

【1999年3月6日】

恒例のフォトエキスポが、今年も3月5〜7日(明日まで)に開催されている。これは数年前から「日本カメラショー」と「写真・映像用品ショー」を同時に開催するというものだ。今年も例年どおり東京池袋のサンシャインシティーが会場となり、銀塩カメラだけでなくデジタルカメラ、写真映像関連用品が一同に展示されたわけだが、その中で天文関係のメーカーや商品を見つけたので紹介しておこう。

ETX  まず、写真映像関連の用品を扱う株式会社樫村のブースにミード社の製品が展示されていた。注目はコンパクトな9センチマクストフカセグレンで人気の高いETXになんとLX−200のような天体自動導入機構を組み入れたETX−90/ECが参考出品となっていたことだ。アメリカではすでに発売されていたが、国内では初公開である。価格、発売日ともに、現在では未定とのこと。

ATLAX また、ビクセンのブースでは、アトラクスの後継機であるニューアトラクス架台が、23.5センチシュミカセのSC235Lを搭載して出品されていた。ニューアトラクスは駆動系にDCモーターを採用して、天体の自動導入が可能なスカイセンサー2000PCがコントローラーとして標準装備されたものである。デザイン的には先代アトラクスの面影を残すが、各部の造りがやや簡略化されているという印象だ。すでに天文雑誌等で広告が掲載されているが、28センチシュミカセを搭載した一式で99万8千円、ピラー脚仕様が99万3千円の定価となっている。

BINO さらに、ビクセンからはフェーズコートの双眼鏡が参考出品されていた。10×50と8×42の2機種で、見かけ視界は50度前後というスペックだ。(レポート/川村晶)