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しし座流星群(速報)


【1998年11月18日】

32年ぶりの大出現を期待されていた「しし座流星群」は、日本では残念ながら大流星雨とはならなかったが、11月18日未明のピーク時で1時間あたり50個程度の出現が見られた。 特に17日の夜半前後には非常に明るく長い流星が相次いで見られ、流星を見に集まった人々の間から大歓声があがった。

一方、大西洋上カナリー諸島のラ・パルマ天文台では、日本時間17日12時ごろに1時間あたり1000個の流星が見られ、さらにその後日本時間13時30分ころには1時間あたりにしてなんと2000個もの流星が流れた。

日本時間18日午前4時前後という極大予報からは約半日早まったことになり、流星雨の出現予報の難しさを再認識させる結果となった。 日本でのしし座流星群の出現は今年が最も条件が良いと言われていたが、やはり来年も注目したい。



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