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超新星 SN 1997eg

国立天文台・天文ニュース (150)


【1997年12月18日 国立天文台・天文ニュース】

 富山県の青木昌勝(あおきまさかつ)さんが、また超新星を発見しました。 この超新星は、口径46センチの反射望遠鏡によるCCD撮像によって、 12月5日早朝の10コマ、および12月6日の3コマから、 「かみのけ座」の銀河NGC 5012の近くに、15.6等の明るさで見出したものです。 その精密位置は、

    赤経  13時 11分 36.73秒
    赤緯 +22度 55'  29.4"      (2000.0)

と報告されています。この事実は、洲本市の中野主一(なかのしゅいち)氏を通じて国際 天文学連合に伝えられ、発見された超新星には SN 1997eg の記号が与えられました。 この超新星は今年になって137個目の発見、また日本人としては今年6個目の発見です。 その6個のうち、なんと4個が青木さんの発見です。これで青木さんの超新星発見数は、 1996年6月の初発見以来8個に達しました。

星図

参照 IAUC 6790(Dec.17,1997).

1997年12月18日         国立天文台・広報普及室



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