【1997年11月26日 IAUC 6777】
北京天文台のQ. Y. Qiaoらは11月21日、興隆観測所の60cm反射望遠鏡による
超新星捜索中に、NGC 205 (M110) に新星を発見した。
新星の位置は赤経0時40分23.26秒、赤緯+41度43分27.0秒(2000年分点)で、
NGC 205の中心角から東に13.2秒角、北に139.9秒角離れている。
発見時の明るさは18.8等で、22日には18.4等、23日には18.5等で確認されている。
興隆観測所の2.16m望遠鏡で23日に行われたスペクトル観測によると、 この星は極大を過ぎた後の典型的な新星であるとのことだ。